ブログ

Aug 02, 2023

3M、コンバット・アームズ・イヤープラグ訴訟の和解金として最大60億ドルを支払う

３Ｍ社の株価は火曜日の市場前取引で０．８％上昇した。欠陥のある可能性のある耳保護具を販売した訴訟の解決策として２０２９年までに最大１０億ドルの株式と５０億ドルの現金を支払うことで合意したためだ。

３Ｍ社の株価は、欠陥のある可能性のある耳保護具を米軍に販売したとして、２０２９年までに最大１０億ドルの株式と５０億ドルの現金を支払うことで合意したことを受け、火曜日の市場前取引で０．８％上昇した。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、３Ｍが和解に支出すると約束した総額６０億ドルは、一部のアナリストが予想していた１００億─１５０億ドルを下回っている。

3M MMM (+1.39%) は、同社と 2008 年に買収した企業である Aearo Technologies に対する訴訟は、Combat Arms Earplug 製品をめぐる「責任を認めるものではない」と述べた。

3Mは「この訴訟で問題になっている製品は、適切に使用すれば安全で効果的だ」と述べた。

原告側の弁護士らは声明で、訴訟では数万人が難聴や耳鳴りに苦しんでいると主張した。

原告側の主任弁護士ブライアン・F・エイルストック氏は、「この歴史的な合意は、勇敢に国に奉仕し、人生を変えるほどの聴覚障害を抱えて帰国した何千人もの男女にとって、大きな勝利を意味する」と述べた。 この訴訟の原告弁護士は、和解に関する詳細情報は www.3mearplugmdl.com で入手できると述べた。

３Ｍによると、この和解案はフロリダ州とミネソタ州の複数地区訴訟におけるすべての請求に加え、将来の可能性のある請求も対象となっているという。

同社によると、フロリダ州とミネソタ州の裁判所はこの訴訟で合意の履行を命じているという。

WSJの報道によると、この耳栓訴訟は、単一の集団不法行為としては米国史上最大規模として法曹界にその名を轟かせた。

WSJの報道によると、この訴訟はオピオイド販売、山火事、アスベストを巡る集団訴訟を含め、過去のどの企業よりも多くの訴訟を引き起こしたという。

この和解に取り組んだ法律事務所には、Aylstock、Witkin、Kreis & Overholtz PLLC、Seeger Weiss LLP、Clark, Love & Hutson, PLLCのClayton Clarkが含まれる。

耳栓を巡る法廷闘争には4年間の訴訟と16回の裁判が含まれた。 原告らは、3Mが1999年から2015年にかけて欠陥のあるCAEv2耳栓を米軍に販売したと主張した。

この和解は、3Mが6月にPFAS化学物質（フォーフォー・ケミカルズとも呼ばれる）による飲料水汚染をめぐる訴訟の解決に最大125億ドルを支払うことで合意したことを受けて、今年新たに多額の支払いを行うことになる。

こちらもお読みください:103億ドルの「永久化学」和解案を受けて3M株が反発

仮想通貨に対する有利な裁判所の判決を受けてコインベースの株価は急騰し、AT&Tとベライゾンの株が格上げされ、エルフ・ビューティーがスキンケアブランドのナチュリウムを買収すると発表、3Mは耳栓の和解金60億ドルの支払いに同意し、ベスト・バイの収益と売上高はウォール街の予想を上回った。

Steve Gelsi は、MarketWatch のシニア レポーターとして銀行業と大麻をカバーしています。